ニートから就活成功した話1
2019年の春、私は念願の美容の専門学校へと入学しました。新しい環境に、好きなことを学べる、きっと世界が広がってる、そんな事を夢見ながら学校生活をスタートしました。
…中途退学して1年間引きこもり生活をするとは当時は思うわけもない。
絵を描くことが好きだったのでずっとイラストレーターになりたいと考えていたけれど、高校2年生の時にメイクの楽しさに気づき、高校3年で美容系に進学することを決意し、泣きながら面接練習をこなし、11月には1枠だけあった指定校推薦枠になんとか合格。晴れて春から専門学生になりました。
入学式は絶対にパンツスーツで行く!と決めていたので黒のパンツスタイルのリクルートスーツに袖を通し、片道約1時間半の道のりを経て入学式へ。私が通っていた学校は男女比が1:9と圧倒的女社会で、パンツスタイルの同性は確か私を含め2人。その他は面白いくらいにみんなスカート、あっちを見てもこっちを見てもスカート。
入学式に染毛しないでと書かれていたので律儀に守り黒髪パッツンボブ、周りは金やら茶やら青やら色々な人がいました。明らかに私は「浮いていた」のです。(後日クラスメイトから入学式に目立っていた(いい意味かはわからない)という話を聞いたので確信しました)
スタートダッシュは失敗。後日初めて教室に向かうと誰もいません。だってHRから1時間も前だもん。そのあとわらわらとクラスメイトが登校してきますが、何故かみんなもうグループになっていました。入学式のあとに結構話していたそうな。高校生の頃からあまり大人数で固まって動くことが得意では無かったから正直どうでもよかったけど、疎外感があったことは今でも覚えています。
1年4ヶ月の、地獄の専門学校生活が始まりました。